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2009年9月10日 (木)

サラマンドラの星空。 (浅野)

え~皆様、お元気でしょうか、「サラマンドラの虹」おかげさまで、盛況のうちに
幕を降ろす事が出来ました。どうも、打ち上げ終わり以来、真っ白な灰に
なっていた浅野でございます。

いやあ、今回は実に疲れた。何が疲れたって?そりゃもちろん資料集めですよ、奥さん。

去年の「御伽夜話」もそうだけど、竜胆丸と大伴の出るシリーズは、謎解きのために
準備する資料の量が、そりゃあもう膨大でして…

特に今回は、大好きな趣味の考古学や民俗学の世界とは言え、それだけでは
足りず結局、気象学や天文学、果ては自然科学や博物学関係にまで手を
伸ばさざるを得ませんでした。

結果、70冊近くもの本を、図書館から借りて読む羽目になってしまい…

まあ、見て頂いたお客様から、色々質問されたり、指摘された時、その全てに
答えられるようにと、徹底的に調べつくす癖みたいなものが昔からあるせいなんですが…

おそらく執筆時間自体は3週間、それに重なって資料を読み漁って
整理したのが、4週間ってとこだろうか…

もうね…本当ね…途中、なんだか、脚本を書いてんだか、論文を書いてんだか、
よく解んなくなる時が結構あったのね。

しかも、ある意味、過去と現代、二本の物語を同時に書いてたようなもんだから、
頭の中がもう、謎解きと、二つの物語の流れとで、死ぬほどこんがらがっちゃって…

そのせいで、執筆中、何度か、不意に真っ白な壁を見つめ、へらへら笑ってしまう自分がいました…

ちなみに、よく聞かれる、事実とフィクションの割合ですが、ストーリーを抜かせば(当たり前か)
大体、約7割方は資料から調べた物ばかりです。まあ、それらの自然現象や神話等を、
フィクションにどう絡めて行くかが、一番大変な作業でした。

ああ…しかし本当に書き上がって良かった。。。

しばらく竜胆丸と大伴は出さないようにしよう。あいつらが出ると本当に疲れる…

いつもとは、少し毛色の違った物語でしたが、如何だったでしょうか?

最後に一つ…

ラスト、ヤムの手紙に従い、古代に生きた人々が星座になって、次々に姿を現すシーンは、
小学校の頃、星座板を片手に、家の前の空き地に座り、口を開けながら、じっと空を
眺めていた僕が、その時、夢想した景色…「思い出の一枚の星空」です…

あれから随分経って、ようやく見る事が出来ました。。。

僕の星の絵を共に見て下さった皆様。本当にありがとうございました。

次回作でお逢いしましょう。

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